2011年08月10日
ヘビーウエイトTシャツの本当の意味(コーマ天竺)
今回はヘビーウエイトTシャツの本当の意味「USコットン(米綿)とコーマ天竺」についてです。
前回―ヘビーウエイトTシャツの本当の意味(USコットン(米綿)
前回の記事で、Tシャツの生地には「編み方・糸の質や太さ」などによって種類があり、それらは重さ以上にTシャツの品質と質感に大きく影響するという事を書きました。
ではその理由を説明するためにOSARIで使用している生地「コーマ天竺30/2(度詰め)」とほぼ同じ重さの「ヘビーウエイト6.2オンスUSコットン(米綿)」
を比較してみましょう。
要約して書くと。。。
『ヘビーウエイトUSコットン6.2オンス』 :「カード糸17番手の単糸で編んだ生地」
『コーマ天竺30/2(度詰め)』 :「コーマ糸30番手の双糸で編んだ生地」
こうなります。
ですが、これを理解する為にはどうしても糸の話をしなければなりません。
<カード糸とは>
5%程度不純物(不良部分)を取り除いた糸。
しなやかさが無くラフな感じ。
比較的安価。
<コーマ糸とは>
くし通し(コーミング)をして5%~25%の不良部分を取り除いた糸。
綿糸の繊維が均一に揃いしなやかで肌触りが良い。
高価。
<糸の太さ>
Tシャツなどに使われている糸は「番手」と言う言葉で糸の太さを表しています。
数字が「大きい→細い糸、小さい→太い糸」となります。
xxx~40番手:細い糸・Yシャツなど
30番手~20番手:細い糸・薄手のTシャツ
20番手~16番手:太い糸・厚手のTシャツ(ヘビーウエイト)
12番手~xxx:かなり太い糸・スエットなど
※一つの目安としてこんな感じです。
さらに糸には「単糸と双糸」というのがあります。
<単糸>
1本の糸
<双糸>
2本の糸を撚りあわせて1本にした糸。
細い番手の糸でも双糸にすることで、太くても柔らかで耐久性がある糸になる。
単糸より高価。

どうでしょう?
なんとなくイメージできたでしょうか?
「同じ編み方、同じ重さ、同じ厚手」のTシャツだとした場合、“1本の太い糸(カード糸)”で編んだUSコットンは「しっかりしていてコシがある感じ・・・」になり、“細い撚り糸(コーマ糸)”で編んだコーマ天竺は「クタっとした柔らかい感じ・・・」になります。
前回の記事で「ヘビーウエイトTシャツは“厚手だから”しっかりしていてコシがある感じ・・・」云々、なぜそう感じるのか?と言う事を書きましたがその答えは、、、、
元来アメリカから入ってきた「ヘビーウエイトTシャツ」はU.Sコットンで作られていて、その生地は“1本の太い糸で編まれているから・・・と言うことになるのです。
しかし、ヘビーウエイトが厚手のU.Sコットンを指していたのはもう昔の話のようで、今では厚手の生地全般を指すようになっています。
「ヘビーウエイトのコーマ天竺」と言う表現もされているようです。
(但しコーマ天竺○○オンスと言う表現はありません。)
ちなみにOSARIでは「コーマ天竺30/2(度詰め)」(ヘビーウエイト6.2オンス相当)と表記しています。
なぜそうしているか。それはその方がイメージが分かりやすいと思ったからです。
次回はあと少し生地の事を書きたいと思っています。
泥染めTシャツも宜しくお願いします。↓


◇「この商品の詳細及びご購入についてはこちらをクリック」◇でご覧下さい。
前回―ヘビーウエイトTシャツの本当の意味(USコットン(米綿)
前回の記事で、Tシャツの生地には「編み方・糸の質や太さ」などによって種類があり、それらは重さ以上にTシャツの品質と質感に大きく影響するという事を書きました。
ではその理由を説明するためにOSARIで使用している生地「コーマ天竺30/2(度詰め)」とほぼ同じ重さの「ヘビーウエイト6.2オンスUSコットン(米綿)」
を比較してみましょう。
要約して書くと。。。
『ヘビーウエイトUSコットン6.2オンス』 :「カード糸17番手の単糸で編んだ生地」
『コーマ天竺30/2(度詰め)』 :「コーマ糸30番手の双糸で編んだ生地」
こうなります。
ですが、これを理解する為にはどうしても糸の話をしなければなりません。
<カード糸とは>
5%程度不純物(不良部分)を取り除いた糸。
しなやかさが無くラフな感じ。
比較的安価。
<コーマ糸とは>
くし通し(コーミング)をして5%~25%の不良部分を取り除いた糸。
綿糸の繊維が均一に揃いしなやかで肌触りが良い。
高価。
<糸の太さ>
Tシャツなどに使われている糸は「番手」と言う言葉で糸の太さを表しています。
数字が「大きい→細い糸、小さい→太い糸」となります。
xxx~40番手:細い糸・Yシャツなど
30番手~20番手:細い糸・薄手のTシャツ
20番手~16番手:太い糸・厚手のTシャツ(ヘビーウエイト)
12番手~xxx:かなり太い糸・スエットなど
※一つの目安としてこんな感じです。
さらに糸には「単糸と双糸」というのがあります。
<単糸>
1本の糸
<双糸>
2本の糸を撚りあわせて1本にした糸。
細い番手の糸でも双糸にすることで、太くても柔らかで耐久性がある糸になる。
単糸より高価。

どうでしょう?
なんとなくイメージできたでしょうか?
「同じ編み方、同じ重さ、同じ厚手」のTシャツだとした場合、“1本の太い糸(カード糸)”で編んだUSコットンは「しっかりしていてコシがある感じ・・・」になり、“細い撚り糸(コーマ糸)”で編んだコーマ天竺は「クタっとした柔らかい感じ・・・」になります。
前回の記事で「ヘビーウエイトTシャツは“厚手だから”しっかりしていてコシがある感じ・・・」云々、なぜそう感じるのか?と言う事を書きましたがその答えは、、、、
元来アメリカから入ってきた「ヘビーウエイトTシャツ」はU.Sコットンで作られていて、その生地は“1本の太い糸で編まれているから・・・と言うことになるのです。
しかし、ヘビーウエイトが厚手のU.Sコットンを指していたのはもう昔の話のようで、今では厚手の生地全般を指すようになっています。
「ヘビーウエイトのコーマ天竺」と言う表現もされているようです。
(但しコーマ天竺○○オンスと言う表現はありません。)
ちなみにOSARIでは「コーマ天竺30/2(度詰め)」(ヘビーウエイト6.2オンス相当)と表記しています。
なぜそうしているか。それはその方がイメージが分かりやすいと思ったからです。
次回はあと少し生地の事を書きたいと思っています。
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Posted by 泥んこKazu at 22:23│Comments(0)
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